撮れば撮るほど深みにはまるCONTAX T2。

前回のフィルムカメラ紹介記事からなんだかんだ一年近く経ってしまったのですが、前回の最後でも触れたように今回はtiara zoomの次に手に入れたコンパクトフィルムカメラ、CONTAX T2を紹介します。

【前回】

 

私自身、このカメラの存在はtiara zoomを購入する前から知っていたのですが約2年前の相場でも10万近くしたためなかなか手が出せず、フィルムカメラ初心者だったということもあり自分からしたら手に入れるのは夢のまた夢だなとtiara zoomで満足していました。

 

しかし、18年の9月に私生活のストレスから勢いでCONTAX T2を購入!!

 

購入金額は9万円。

発売年は1990年。

 

買った当初は勢いで買ってしまったのもあり多少の不安はありましたが、いざ現物が家に届いたらそんな考えは一気に吹き飛びました。

 

まずこのCONTAXのロゴ、そしてCarl Zeiss Sonnar 2.8/38 t*の刻印を見て圧倒的な高級感を感じました。

そして、ダイアルを切り状態からAFのところに回すと、ニュッとスライド式のレンズカバーから出てきたこのレンズ。

小さいながら、キチンと入っているCarl Zeiss Sonnar 2.8/38 t*の文字がレンズの存在感を引き立たせます。

tiara zoomの全面カバー自体がスライドする方式もかっこいいと思っていたのですが、CONTAX T2のレンズ部のカバーだけがスライドしてレンズが出てくる方式には圧巻されました。

 

また背面のデザインもシンプルながら、高級感を感じさせるデザインになっています。

ちなみに自分が購入したCONTAX T2は外箱も化粧箱もすべて付いていたので紹介します。

まずは外箱ですが、箱自体にはカメラ自体の写真やイラスト等はなくシンプルにCONTAX T2の文字が。

中を開けると次に化粧箱が出てきます。

まず、カメラの箱がまるで本物の化粧品が入っているかのような箱だったのでビックリ!!

ずっしりとした非常に存在感のある箱です。

今の時代だったら紙箱に梱包されているのが普通ですが、まさにバブル時代に作られたカメラなんだなと改めて実感しました。

そして中を開けるとこんな感じ。

 

まるで宝石でも入ってるかのような、赤い布の上にはCONTAX T2とカメラストラップ、そしてこのカメラが定価12万円で発売されていたことを証明する厚紙が入っていました。

こういう小さな心遣いがさらなる所有欲を満たしてくれます!!

 

次に実際に使用してみた感想ですが、まずシャッターボタンの感触が非常に押しやすいです。

人工多結晶サファイアを使用しているのもさながら、非常に軽い押し心地でシャッターを切ることができ、シャッターを押すという行為自体に楽しみを与えてくれます。

そして写りも解像感も高く、最初に見たときに目が覚めるような描写で思わず感動してしまいました。

 

もちろん良いことばかりではなくAFの中抜けが時々発生するなど問題もありますが、そういう面も目を瞑れるくらい全体的なバランスの良さを感じさせるカメラです。

 

個人的には総合的に見て9万円を出す価値があるカメラだと思いました。

このカメラを買って一度も後悔を感じたことははないです!!

 

最後にCONTAX T2で撮った作例をいくつか載せておきます。

撮影は2018年10月。

使用フィルムは富士フィルムのC200。